これは、ただの体験談ではない。
「もう無理かも」と思っている人にこそ届けたい、肌戦線奪還の記録だ。
薬でも化粧品でも治らんかったうちが、鏡を見たい自分に戻れるまで
うちは52歳になるまでずっと、アトピーに悩んできた。幼少期からずーっとや。
肘も膝の裏も耳たぶも顔も、そこかしこが痒い、掻き壊した傷が痛い、見た目も痛い、なにより自分がつらい。周りの視線が気になる。
近所のおばちゃんに「かわいそうやなぁ」って言われて、 うちも嫌やったけど、それを言われたうちの母親が一番傷ついてたん、子供ながらに察してたで。
その後も、良くなったと見せかけては悪くなる、化粧品を変えてはまた荒れる、の繰り返し。リンクルケアどころか、「ほとんどの化粧品が使えへん肌」になってしもてた。
症状が酷いときには、処方薬を下地代わりにしてた時もあった。コレ、絶対やったらアカンやつ。処方箋にもそう書いてあるさかい、アカンって分かってながら、罪悪感を抱えながら、下地代わりにしてたのだ。
アトピーで肌が酷い → ファンデーションで隠さないといけない → しかしベースの肌が酷く荒れてるから、素肌の上にファンデーションを塗ると余計に肌を荒らす → かといって化粧下地も肌に合わない → ファンデーションによる刺激から素肌を防御するために、使い慣れた軟膏を塗って、ファンデーションがと素肌との間に膜を作る
こういうアレで、皮膚科の軟膏の上からファンデーションを塗って、荒れた肌と赤味を隠してた。皮膚科の先生ごめん。めっちゃごめん。余計に悪化するからダメー！と言われてたことはちゃんと知ってる。だがその時のうちにはそうする以外の選択肢が無かったのだ。
けど、外出時は、肌を隠すためにその二段構えでごまかす、肌荒れ治らん、ごまかす、のエンドレス。
高校3年生～22歳までの一瞬が、私の肌のピーク。それ以降はもう、ずっと下り坂。鏡なんか見たくない…いや、正確に言うと、「鏡に映る現実を見たくない自分」になっていった感じ。
アトピーが改善した鍵は、足りないモノを足すことだった
でもな。ある日飲み始めたサプリたちで、うちの肌は劇的に変わったのだ。金森式ダイエットをベースに食べ物を変えて、ほんまに効いたサプリをコツコツ飲んだらな、 「え？！うそやん、めっちゃ肌の調子良くなってきてるんちゃうんこれ！」って実感。
家族にも「5歳若返ったな！」と言われるようになり、鏡の前でニヤニヤする時間が増えた。
信じられん。何十年も、なんっにも効かんかったのに。
今から君にお見せするのは、テラ軍曹のアトピー50年戦記。
何に挑戦して、どう失敗して、どこでやっと兆しが見えたのか。全部さらけ出す。
誰かの「私もう無理かも…」が、「私も変われるかも」に変わることを願って！
子供だから我慢できないのもあり、めちゃくちゃ搔きむしってたらしくて、寝る時は必ずドラえもんの手（丸）みたいなミトン型の手袋をはめさせられてた。
その手袋がまた鬱陶しくてたまらんかった記憶がある。
幼稚園のときよりもパワフルに掻くようになったからか、小学生になった時には小児アトピーがさらに悪化。冬はカサカサ、夏はジュクジュク。子供独特のプリプリっとした肌とは程遠い状態に。
そこらへんで会う近所のおばちゃんたちは「あらあら。アトピーなん、かわいそうやねえ」とか言ってくれてたけど、これがまた嫌で嫌で嫌で。
京都人やから余計にかもしれませんが、「かわいそうやねえ」の言葉の裏に、うちの母親へのディスり（お前の育て方が悪いんちゃうん。というような含みというか）が、混ざっているのが感じられ、「ルセー！ばばあ見んな！」とか思っていたのを覚えてる。
思春期のこの多感な時期、一瞬だけアトピーが軽減した。それはそれで大いに助かったんやけど、なんで軽くなってたんやろう？
思い当たることは食事のみ。
この時期は、とにかく痩せてる女が正義と思っていたので、アホみたいに極端なダイエットをしていたので、食べていたモノが非常に限られてた。「食べたい」よりも「痩せたい」が強く、
- チーズ
- アーモンド
- りんご
- バナナ
- ヨーグルト
- 納豆
これらを主食とし、ごくたまに摂る心のビタミンとしてチョコレートを少しかじる程度やった。（今思えばこの食事内容、めっちゃ理にかなってたんかもしれん。だからこの時期、一瞬だけアトピーが軽減してたんかも）
モデルをやってた時期もあったけど、再発したアトピーが次第に酷くなり、22歳で断念。本当はもうちょっと続けたかったけど、憧れられる自分でおらなアカンのに、誰にも言えなかった裏の顔は、荒れた肌を隠す自分。このギャップがキツくて、自分の肌とメンタルが耐えられへんかった。
アトピーは土足でうちの生活に入り込み、静かに＆確実に加速し続けてきやがった。 気づいたら月2回の皮膚科通いが、必須になってもうた。ステロイド塗っても、保湿しても…数日後にはまた荒れる肌。ほんま、「生きるって、こんなに肌のことに神経使わなあかんのか？」って思うほどやった。 外からじゃわからん、見えへんところでずっと闘ってた感じ。スキンケアも合わんものだらけで散財しまくり。
アトピーだけでお腹いっぱい。勘弁してほしいのに、今度は老化という名の刺客の影がちらつき出した。保湿してもそれを蓄えることができない乾燥肌。それが引き起こす、シワとかくすみ。若いころは「まだ治るかも」っていう淡い希望があったが、「もしかして、もう一生このままなんちゃうか」っていう絶望感が上回ってた。年を追うごとに深刻度を増すスキンケア難民となり、以前にも増して散財が加速。
もうホンマ吐き気しそうやったわ。外出イヤ。顔グシャグシャ。太った？うるさいわボケ！外に出たくなかった。 鏡？無理。 顔は真っ赤で皮むけ、髪はまとまらず、服は肌に擦れてイライラ。気晴らしにジェルネイルしても、自爪がすぐ折れる。年々ジリデブ。「最近ふっくらしたんちゃう？」とか言われようもんならしばいたろか！思うけど事実やから反論できず。クソが！
はじめは単純に「この脂肪どないかしたらなアカン」って思って、ケトジェニック寄りの食生活と一緒に、マルチコラーゲン・B-50・マグネシウムを取り始めた。正直、肌トラブルの改善ということに関しては一切期待してなかったのに、飲み出して1週間ぐらいで「あれ？」ってなったのだ。
・かゆみが引いてる ・赤みが落ち着いてる ・なんか…ツヤ、出てへん？
思わず鏡、二度見した。2週間後には明らかに肌の調子が変わってて、 1ヶ月後には、あの脱皮ゾンビが顔面から消えてツルンってなった。
脱皮ゾンビというのは、うちが考えた造語だ。アトピー持ちの肌は、やたら皮がめくれるやろ？虫とかザリガニとかが脱皮するときって、脱皮したあとはひと回り体が大きくなったり、パワーアップしたりするやろ？つまり彼らの「脱皮」は成長の過程。アトピー持ちの脱皮は無限に繰り返すだけ。成長や改善、修復といった兆候でもなんでもない。ただただ、皮膚が剥がれて脱皮するだけ。そやから脱皮ゾンビと命名していたのだ。
ほんでこう思ったんよな。「もしかして、うち、栄養失調やったんちゃうん？」
カロリーは足りてる。でも、タンパク質もビタミンBもマグネシウムもぜんっぜん足りてへんかったんや。薬でも化粧品でもどうにもならんかった肌が、「栄養」で激変した。ほんま、何やってもアカンかったのに、原因はココやったんや。
まだ、全身のアトピー全てが完治を遂げた訳やない。しつこい部分はある。でも何故か？！ありがたいことに顔面だけは完治したと言っていい。もう鼻の下が赤いのんを他人にじらじら見られることも無くなった！
そして、アトピー持ちの君なら「ホンマそれ！」とわかるだろうが、風呂上がりの猛ダッシュの軟膏全身塗布という重労働、コレ、マジで勘弁してほしいやつ。
風呂入ってさっぱりして風呂から出たのにそっから30分以上かけて薬塗る作業や。風呂入るの大好きやのに、コレが嫌で風呂入るのが億劫になるぐらいのメンドクサさやで。
軟膏を全身に塗る毎日の重労働が軽作業化した！
コレ、めっちゃくちゃ嬉しい。
この調子で進軍を続けて、アトピーを完全に制圧してやる。
その生レポートが、昔の自分みたいに悩んでる誰かの背中を、ちょっとだけでも押せるんやないか？
うちが損してきた労力と時間、金に換算して計算したらえげつない。加えてメンタル面のロス。
うちと同じ状況に苦闘している人たちに、自分の実体験を届けたい。ほんでその人たちが大損を回避できたら最高やん。
と思ってこのサイトを立ち上げた。←いまココだ。
このサイトに掲載しているテラレーダーの解析結果たちが、君の「もう一度鏡を見たい」のきっかけになることを願ってやまない。
